はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

広島旅行記 第三弾 その2 。

その1に続いて。
実はもう一つ目的がありまして。

8月。戦後80年。
今年は久々に平和公園に行ってみようか、と、前々から考えていました。
過去の履歴を調べると、ちゃんと足を運んだのは、2016年

早朝からじっくり時間をとって、回ってみました。
もちろん、市電に乗ってね。(この車両ではなかったけど)
動き出した新路線。下り坂感があるかと思いきや、特になく。景色が斜めになってるのが不思議なくらい。

 

停留所を降りると、目の前にすぐ現れるのがこのドーム。
テレビではよく拝見しますが、やはりこの前に立つと、背筋が伸びる気がします。





爆心地近くにある時計塔。
公園についたのが8時過ぎ。
8時15分になると毎日鐘の音がなるそうで、この日はじっくり聞いてきました。
 
この日は早朝から観光客(という言葉はあまり好きではないですが)を数多く目にしました。
時計塔のそばでも、団体さんがガイドさんの案内を聞いていたようです。




こちらは平和の鐘。



こちらは平和の灯


こちらは国立の平和祈念館
初めて近くで見た気がします。



入り口のモニュメントは、8時15分を示す時計を表し、その前の瓦礫は、この建物を建設するときに出土した被爆瓦だそうです。何度来ても、知らないことばかり。



こちらは「被爆遺構展示館」。
今回、ここを一番見学したいと思っていました。

この地域に住んでいた方の家。

平和公園は、今は広くて緑にあふれた美しい場所ですが、80年前までは、広島でも一番の繁華街だったそうです。
それが、一瞬で壊滅、住んでいた方はほとんど全滅。
そう思うと、来るたびに、身が引き締まります。


それから、3年前に開催された「G7サミット」の記念館もできてました。

サミットの様子、会議の机(本物)、首脳たちへの土産などの展示。
ガイドさんから詳しく説明いただきましたが、なぜかやたら、土産物などの金額を教えてくれて。ちょっと面白かった。


折り鶴の紙を使ったしおりをいただきました。



半周したところで、慰霊碑へ。



式典開催のすぐあとだったので、まだ撤収作業の最中でした。



献花、花壇はそのまま。




いつもテレビで見ている光景が目の前に広がると、各国首脳たちがここに立ったんだ、と改めて実感。
 
 
ここに来るたび、何年か前、同じように慰霊碑前で黙とうしていた時、「なんでここで手を合わすんかな?」と談笑していた中年のおじさんたちを思い出す。
そのおじさんたちの心は恐らく今も変わらないと思いますが、時代は変わり、老若男女、そして国籍関係なく、訪れる方を数多く見ました。まだ朝早い時間。ちょっと驚き。特に、欧米人が多かったのには、時代の変化を感じずにはいられませんでした。
 



さて、こちらは、3年前のサミット時、首脳たちが植えた桜。
あの時の首脳はすでに誰もその地位にいないみたいですがこの桜は大きくなって、早く花をつけてほしいものです。
 
 
大体一周して1時間強。
大小さまざまな慰霊碑や石碑などもじっくり見て回りました。
 

帰り際、一つ行ってないところがある、と思い出したのがこちら↓

広島レストハウス
今は観光案内所のような場所ですが、かつては呉服店だったそうです。業種とモダンな外観がミスマッチですが、今見てもおしゃれ。


1階の案内所には何度か来ましたが、館内の展示物を拝見するのは実は初めて。
こちらは、レストハウス内から見たドーム。

ここで働いていた方たちも、たまたま地下室にいた人を除いて全員即死。
その地下室は見学することができます。
初めて足を踏み入れたその場所。やはり緊張します。
当時の階段がそのまま保存されていて、ガラス越しに見ることもできました。
ここでも、ガイドさんの案内をじっくり聞いている見学者さんがいました。



レストハウスを出た目の前にある「元安橋」。
そこから眺めるドーム。
川には水上バス
今は美しい風景です。


久々にじっくり回って1時間30分。
こんなに時間をかけたのは、初めてかも。


観光の人、散歩やウォーキングする人、高校総体で来ているであろう学生たち。
人であふれ、にぎやかな声が弾んでいました。
私にとっては、今でも、何度来ても身の引き締まる場所ですが、人でにぎわっている様子を見ると、平和を実感できる場所なんだな、と今回改めて感じました。
 
 
 

帰宅後、歩数を確認すると
 
約12,500歩!
 
久しぶりの1万越え(最近暑くてウォーキングも疎かだったので)
 

心地よい疲れとともに、充実した時間を過ごせたと思っています。
 
 
今日は8月15日。。。